今年はいつもの藪漕ぎメンバーとの都合が合わず。
それでもやっぱり年に一回は大井川源流部を徘徊したい。
10月もバタバタと忙しかったんですが、
後半になりようやく時間が取れそうだったので一人で行ってこようか、
なんて考えていました。
そんな感じでブツブツと言っていたら、
うちの廃道少年(長男)がやっぱり食いついてきましてw
二軒小屋ベースなら絶対に連れて行けと。
完全に二軒小屋に餌付けされてますな~。(←ヲヤジもかwww)
ちょうどうちの店に来てくれた東海フォレストのバスの運転手さんに聞くと、
11月に入ったら二軒小屋も一気に空くとのこと。
それなら月末の〆も終って一息つく11月1日から行って来るかと予約しますた。
もう沢を詰めるのは寒いし、
西俣でもわりと人の入っている藪尾根の西小石尾根を登ることに。
取付きとハイマツの藪漕ぎが少々キツイぐらいなので、長男なら歩けるでしょう。
※ちょっとルート説明をすると、
二軒小屋から大井川の西俣を勘合(西俣堰堤)まで行き、
そこから尾根に取付いて悪沢岳まで直登するコースです。
心配なのは天気でしたが、
入山日に二軒小屋に着く頃には雨も上がっていそうな。
うしうし。楽しんできましょう。
一番バスに間に合うように家を出発。
その時間はまだ強い雨だったんですが、
そんな状況でですね、白樺荘の先辺りで落石踏んでパンクしちゃいまして><
土砂降りの中、ジャッキアップしてスペアタイヤに交換。。。
入山前に疲れちまいました。。。とほほ。。。幸先が。。。
ただ予想通り、
二軒小屋に着く頃にはバッチリ雨は上がりました。
しかも二軒小屋から帰る団体さんの中に、
俺が山小屋で働いていた時の小屋番さん(今は山岳ガイド)の姿が。
15年ぶりの再会を喜び合ったのでした。
幸先、修正~~~。
二軒小屋の方々に挨拶をし、軒先で準備を。
完全に雨も上がったので張り切っていきますか~。
紅葉はちょうど見頃ながら曇天で少々冴えない。
結構、冷たい風も川を下ってきます。
早く晴れて来ないかな~。
新しい林道は最初の橋が崩れてしまってしばらく旧道を。
それでもすぐに新しい林道に合流しますが。
と、ようやく見えてきた稜線が白い。。。
マズイ。。。
さっき上がった雨が稜線では雪だったか。。。
長男が無理ぐらいの量だったら撤退だな。。。
大した時間降っていなかったから大丈夫だとは思うけど覚悟はしておこう。。。
幸先、再び下方修正。。。
徐々に晴れて暖かくなってきました。
やっぱり紅葉には青空ですな~。
が、、、
雨で増水していて靴を脱いでの渡渉が三回ほど。。。
この時期の素足渡渉はツライのう。。。
そんな感じで時間を食ってしまい、
今日中に少し尾根に上がっておこうと思ったけど、
今日は勘合近くでノンビリすることにしました。
明日が少々大変になりますが水を大量に担がないで済むからそれはラク。
ってコトで、、、
紅葉を愛でながらのルンルン歩き。
13時半過ぎには西俣堰堤到着。
ははは。。。
白い塩見がキレイですな。。。
明日の取付きなんかを観察したあとは設営してノンビリ。
暗くなる前にメシ食って18時にはシュラフにすっぽり。
ちょっと過労気味だったので18時半には寝オチzzz
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寝まくって4時起床。
テントは結露が凍り付いてバリバリ。
道理で寒くて夜中に起きるわけだ。
ユックリ準備をしてヘッデン無しで歩けるようになったら出発。
今日はとりあえず悪沢岳を目指すけど、
長男が無理ぐらいな積雪&雪質の場合は来た道を引き返し撤退予定。
どうなりますか。
まずは急な取付きを頑張る。
足場も悪く藪屋のヲヤジでもシンドイですが、
こういう所の長男の突破力はなかなかです。
標高が上がるに従い徐々に斜度も落ち着いてきました。
新蛇抜沢のガレの縁まで来ました。
このぐらいから雪が少々。
まだ歩きに支障は無いぐらいですが。
森林限界の手前で小休止。
結構、風もあるので森林限界越えると休憩は無理かも。
そして、ここから少々行くと、、、
ハイマツ漕ぎキターッ!!
ヲヤジの身長以上のハイマツがこちらを向いて枝を張っていますw
弘法小屋尾根ほどではないですがなかなかのヤツですな~。
なるべくラクそうな所を繋いで掻き分ける。
長い距離ではありませんが、
長男が『もう無理。。。』を連発www
とは言え、何とか突破~。
雪は少々氷化していますがハイマツの低い所を繋げば行けそう。
量的にはやはり大したことはない。
なんとか撤退はしないで済みそうだ。
この辺りからガスって来て少々薄ら寒い景色に。
ただ風は大したこと無かったので助かりましたねぇ。
けど、日頃の行いがイイのでw頂上付近で青空が。
頂上到着~~~っ!!
ヲヤジの決めたリミット時間の30分前というギリギリでしたがよく頑張った。
さて。
秋の日は釣瓶落としだ。
暗くなる前に千枚岳手前の岩場を越してしまわなければ。
5分だけ休憩し、一般道を千枚岳方面へ。
長くなったので、後編に続く。。。