続・工場長の「山ばっかり、、、酒ばっかり。。。」

三男とのハイキングから帰宅し、

天気予報を調べたり自分の行きたい所なんかを考えつつ計画を立てる。



うん。無理。

今行きたい所で二泊で行ける所なんて無い。

しかも、月曜の天気も微妙だしヲヤジ一人の山はペケ。

ええい。やめだ。やめだ。



と、なると土日でガキ連れテン泊。

ちなみに今年の家族との山計画(山約束か？)は、、、


嫁様：ヨメフジ ⇒ 完了

長男：北岳 ⇒ 計画していた両俣～北岳の道が崩落し延期

次男：富士山 ⇒ 小屋の営業期間中に平日休みが取れなくて来年に延期

三男：山デビュー ⇒ 完了


って感じで、、、

次男の富士山は無理としても、

長男との北岳はコースを変えれば行ける。



長男に声を掛けてみると、

やる気マンマンの返事が返ってきた。

よし。それじゃそうしましょう。

急いでパッキングを変更する。



置いてけぼりの次男が少しかわいそうだったが、

5歳児にはちょっとキツイ感じだし、

家の用事で別ミッションがあるので今回はお留守番です。

その代わり雲取山でのテン泊を約束させられましたけど。。。

(ヲヤジ一人の山時間がドンドン少なく。。。はは。。。は。。。)





まぁ、当日の話へ。

長男もちゃんと起きてくれて、2時半過ぎに家を出発。



長男は少し車に酔いやすい性質なので、

出来れば乗合いタクシーで広河原まで行きたいなぁ、

なんて思っていたが、、、とんでもない。。。



芦安に4時半前には到着したのに駐車場は下の第7駐車場。。。

ささっと用意して、10分ほど車道を登り、

早めに乗り場に行くが、乗合いタクシーの席はとっくに終了。。。

そして、バスもこの行列。。。






そのまま待つこと30分。

この時点でヲヤジは完全にイヤになり、、、

かなり本気で長男に別の山にしようと持ち掛けるが、

長男は行こうの一点張り。。。わ、わかりました。。。





自分達のかなり前の人たちが立ち乗り宣告を受け、

立ち乗りすらも出来ないかもしれないという空気が漂いはじめる。





結局、俺らはこの状態。






乗れただけ幸せと考えるべきか。。。

もうちょっとフレキシブルに何とかしやがれと考えるべきか。。。

(何というか。。。相変わらずでしたよ。。。)





ちなみに立ち乗りすらも出来ない人達がこんなにたくさん。






山に来てまで余計なこと考えたくないので、

俺はもうこの時期の土日に芦安へは行きませんわ。。。

しかしまぁ、数年前まではこんなコトなかったのにねぇ。。。





っで、、、

ようやく出発したと思ったら、

折り返してきた乗合いタクシーとのすれ違いでこの渋滞。。。






長男は酔って吐きそうになるし、キツイ時間が続きました。。。





広河原に着いた時には何だかグッタリ。。。






トイレもコミコミで建物の外にまで行列が続いていました。。。





アレじゃしょうがないので、、、

少しだけ休憩した後、とりあえず広河原山荘に移動します。








山荘で用を足し、出発準備をば。





んで、、、

7時半頃、やっとのコトで出発でございます。








テンションが下がりまくってるヲヤジを尻目に、

長男は体調も良さそうでテンションが高いです。

登山靴がおニューだからかな。

いや。良かったですわ。





今日は御池コース⇒草すべりで肩の小屋にて幕営予定。

急登続きだけど頑張ってくれたまえ。





黙々と登って行く。










思った以上に順調で、

一回、ベンチで水分補給をしただけで急登終了地点に到着。





一段落ついたし、

腹が減ったとうるさいのでおにぎり休憩にします。






ふむふむ。

最近は次男の体力に合わせた山ばかりだったけど、

やっぱり長男一人だとかなり登れるようになってますな。





その後はサックリ白根御池小屋に到着。










ええ。。。

また食ってます。。。

このペースで食べられるとヲヤジの分を減らすしかありません。。。





ココで水を5Lほど汲んで行く。

上の水場は微妙だし、旨くない天水を買うのもアレだし、

しょっちゅう一日分の水を担いだりしているヲヤジとしては、

ココで汲んでいってしまうほうが面倒くさくなくて気がラクです。

(とは言ってもスーパーマンじゃないので身体的にはキツイですよ。。。はは。。。)





さて。

ココからまた急登ですよ。

頑張って下さいな。










ちょっと心配していましたが、

大してペースが落ちることなく順調。

やるな。おまえ。





2時間ちょっとで草すべりを突破して小太郎尾根に到着。










あらま。

ココまで来ちゃえば今日はもう終ったようなモンですよ。





その後もバテることなくあっさり肩の小屋。












まだ、13時半前。

下から6時間かからなかったじゃないですか。

ホントに体力つきましたな。





うし。

じゃあ、夜までノンビリしましょう。





やはり入山者が多いのでイイ所はもう張られていたが、それなりな場所に設営。








着替えて一息ついていると長男が、、、


ねぇ。寒いから暖かいものが食べたいなぁ～。

暖かいものっつったってなぁ。夕飯まで待ってよ。

山小屋にね。おでんって書いてあったよ。

え！？　そうなの？？

うん。600円だって。

うは。ちゃっかりチェックしてやがったのか。

えへへ。


んま、ヲヤジもビアを買うつもりだったのでちょうどイイか。





今日はどうせこの天気だから、もう飲んじゃいましょう。














お疲れ～～～。





その後は長男は昼寝。

ヲヤジはウィスキーをチビチビ。








う～ん。

出だしはアレだったけど、

歩きが順調だったんで張ってからノンビリできて良かったです。

長男に感謝ですな。





さて。

今回のサブミッション。

標高3000mでの丸鍋炊飯でございます。








我ながら完璧。

まぁ、コッヘルじゃこんなに上手くはいかないと思いますが。



ちなみに、、、

・約1時間水を吸わせる

・取っ手をガッチリとスライドさせ蓋を固定し内圧を上げる

・弱火で長時間火を通す

・仕上げは20秒ほど強火

・15分蒸らす

って感じでした。



美味しい炊きたてご飯にはふりかけが一番。






長男を起す前に軽く一膳。ぐふふ。





ココでちょっと雨がパラついたのでテントへ。

長男とセレブふりかけで炊きたてご飯を楽しみます。






こやつはメシの趣味が一緒なので助かりますわ。





すぐに雨は上がったので外に移動。










カレーを食って早めの夕飯終了です。





食後に近くを散歩。










もう、秋色ですね。





寒いのでテントに入ったり、たまに外に出て景色を眺めたり。

甲斐駒だけちょろちょろ顔を出してくれましたよ。












そして、少し風が強くなってきました。

今晩はかなり冷えそうです。





徐々に暮れていきます。










こういうマッタリした時間がテント泊のイイところ。





19時過ぎにはすっかり晴れて夜景も星空も見えました。








少しランタンの灯りで話した後、19時半には就寝。

長男はすぐに眠りにつく。





風がドンドン強くなってきているが、、

しっかり設営してあるし、そんなに気にすることはないでしょう。





(二日目に続く。。。)