すぐにピンと来る人も多いと思うが、うどんの話である。
先週末、運良くどちらも手に入れることが出来たので食べ比べてみた。
とは言っても、どちらが美味いとかそういう話ではない。
そんなコト言ったモンなら、両地域の山友に半殺しの目に遭わされる。
どっちも好きなヤツが間を開けずに両方食べてみたって話だ。
まず、吉田うどん。
これは道の駅鳴沢で購入した。
ゆで時間が15~20分というのは讃岐うどん並みですな。
ぶっちゃけると、、、
吉田うどんを店で食べたのは一度きり。
去年、家族で宝永山に登った帰りに
“天めん”というお店に寄ったのだが、
そこは、讃岐うどんを目指している吉田うどん、という感じらしく、
実際に食べてみるとそんな感じで、固めの讃岐うどん、って印象だった。
旨くて満足したのだが。
さて。食べよう。
ざるで食べたかったので、
15分過ぎたあたりからちょこちょこ様子をみたが、
結局、18分ぐらいのゆで時間だっただろうか。
ツルツル、とか、ズルズル、とか、そんな感じでは啜れない。
モサモサと口に運んでいく感じだ。
固い。
モグモグと一生懸命噛む。
食べ応えはかなりのモノだ。
言うなれば、男前うどん、と言う感じか。
普通、こういう生めんの二人前なんぞ食べても、
たいして満腹にならない私だが、これは食後に動けなくなった。
うん。満足だ。
吉田うどんの詳細などは
Wikiに詳しい。
少し抜粋すると、、、
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当地を含む富士北麓は、冷涼な気候と溶岩に由来する土壌ゆえに稲作が困難だった。
そのため山麓地域では水掛麦による麦作が行われ、
伝統的に小麦を中心とした粉食料理が日常食とされていた。
山梨県の伝統的な粉食料理体系の中で日常的に食されるのは、
幅広の麺を野菜とともに煮込み、味噌で味付けしたほうとうである。
富士吉田市及び郡内地域でも広く食されている。
伝統的な食のほうとうは麺よりも野菜の量が多いケ(日常)の食事であり、
小麦粉を多量に消費するうどんは
外食またはハレ(非日常)の食として明確に区別されている。
ハレの飽食感を演出する必要性があり、
コシ、硬さ、太さに特徴を持つ吉田のうどんが育まれたと言われている。
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いわゆる郷土料理。
そして、郷土料理になった理由や扱いなどは、
私の地元近辺の
武蔵野うどんとも共通する。
さぁ。
次は王者、讃岐うどん。
週末に香川の山友から頂いた。
三年前のGW、
山登り&家族旅行で高松に一週間以上滞在したのだが、
米狂いの私が白飯を欲しないほど旨くて、高松にいる間に26玉ほど食した。
こちらもざるで食す。
吉田うどんと比べると、
麺に透明感があり、なめらかだ。
コッチは、ズズズズ~~~ッ!! と、啜る。
香川の山友は言う。
うどんは噛んじゃダメやで。のどごしを楽しむんや。
さすがにうどん初級なので、、、
そんな食べ方は出来ないが、噛む回数は少ない。
周りはソフト。中はコシがしっかり。美味い。
こちらも二人前なのだが、吉田うどんの1/3の時間で無くなる。
そして、まだまだ食べられる。
むしろ、
ああっ!!もっと食べさせてくれっ!! と言う感じか。
讃岐うどんも詳細は
Wikiを。
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古くから小麦、塩、イリコ、醤油といった讃岐うどんの原料が、
この地域で容易に入手でき、かつ特産品でもあった。
弘法大師が唐から伝えたという言い伝えが、
遍路でお大師様(弘法大師)に親しむ香川県ではよく語られ、
このエピソードは讃岐うどんに関するWEBページや県内のうどん屋の内装、
広告などに頻繁に現れるが、明確な根拠はない。
なお、唐から伝えられたのは小麦粉の生地に餡などを包んだ「こんとん」と
呼ばれる唐菓子で、現在のうどんは素麺の元祖である「索餅」と、
ほうとうの元祖である「はくたく」の技法をベースに形成されたと考えられている。
また、讃岐産コムギのDNA鑑定結果や製法の類似点などから、
中央アジアのラグマンが空海らの遣唐使が訪れていた長安を経て持ち込まれ、
讃岐うどんのルーツの一つとなった可能性も指摘されている。
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この最後のほうのラグマン(ラグメン)の話。
ウイグル自治区でラグメンを食べまくっていた、私と嫁の中ではかなり納得。
現地でラグメンを食べた時、
「この麺はまさに讃岐うどんっ!!」と思ったものだ。
ああもう。。。
そんなことはどぉでもいいや。。。
今夜もうどんを食べるのだ。。。
PS:UDONのヲジちゃん。あざっす!!