鯖街道の邪悪な鯖缶。

工場長Ⅱ

2012年12月27日 11:07



一応、断っておくが、

ココでの“邪悪”というのは褒め言葉である。

それを食べた時に 『邪悪なぐらい旨いっ!!』 と、つい言ってしまったのだ。



全体的にちゃんとした記憶があまり無いフジヤマ忘年会でのこと。



その時間はまだ記憶がチラホラあるのだが、

忘年会のために遠路遥々福井の小浜から新幹線でいらした星船さんが、


工場長。ちょっとこの鯖缶食べてみてよ。


と、セレブな鯖缶を差し出してくれた。





鯖缶は大好きである。

しかしながら、まぁ鯖缶だ。

いつも100円ショップで購入している鯖缶のようなノリで一切れ口に放り込んだ。





うぬ。

なんなんだこれは。

メチャメチャ旨いじゃないか。

美しい魔女が禁断の調味料で味付けしたようなそんな味。


まさに邪悪なぐらい旨い鯖缶だった。





その頃から記憶は飛び始めたが、

これは忘れてはいけないと撮った写真が一枚残っている。






空缶の写真ではあるが。





その後の飲み過ぎた日々で、

なんとなくこの邪悪な鯖缶のことは忘れていたのだが、

星船さんが内緒の話があるというので連絡してみると、、、








あああああっ!!

邪悪缶の詰合わせが我家にっ!!





何でも、、、

この缶詰は福井缶詰JA若狭のコラボ製品らしい。

ケースの隙間には若狭漬けという漬物も無造作に突っ込んである。

なんとまぁ、豪華な。





コレが届いた日、

嫁さんの実家で夕飯を食べる予定だったのだが、

思わず鯖味噌缶を一つ持って行って開けてしまった。


その鯖味噌缶はまるで、、、

デミグラスソースのような濃い色の味噌に包まれた逸品であった。

パッと見でガキどもがハンバーグと間違えたぐらいだ。




鯖好きな嫁が旨い旨いと半分以上食べてしまった。ああくそ。

しかも、写真も撮り損ねた。





数日後、じっくり眺めこっそり一つ開ける。








鯖街道」からの贈り物。

ありがとう。鯖街道。





噛みしめながら飲んでいると、

今度はガキどもが現れて掻っ攫っていきやがった。ぐぬぬ。





そうだ。

山でのテン泊で食べれば一缶独り占めだ。


そっと岳食箱に二缶ほどキープした。


この二つは来年の夏の縦走で。

廃道で幕を張りメスティンで米を炊き、この缶詰を。

ぬふ。あは。あはは。










PS:星船さん
  ありがとうございました。m(_ _)m








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