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2015年12月31日

山中の通学路。その②



その①はこちら


暮れも押し迫った某日、

元きこりさんで壱町河内に住むSさんと山中の通学路探索の約束をした。


なぜこんなクソ忙しい時期になったかというと、

廃好きまで遺伝してしまった長男も同行すると言い出したからだ。

まぁ、ヲヤジとしては嬉しくもあるのだが。



午前中に仕事を何とかひと段落させ、

長男を家でピックアップして壱町河内に向かう。





Sさんはすっかり準備万端で待っていてくれた。


山中の通学路。その②



実はSさんのお孫さんと長男は小学校で同じクラスだったりw





早速、探索に向かう。


最初の探索後に何度かお話したが、

壱町河内から徳山へ向かう道は私が前回歩いた道で途中までは合っていたらしい。





前回と同じように下泉河内川を渡渉し、

茶畑を抜け、取付きから雰囲気の良い廃道に入って行く。


山中の通学路。その②

山中の通学路。その②

山中の通学路。その②



ここは緩い九十九折が続くのだが、

『五十曲がり』という名前が付いているらしい。

なんでも落ち武者狩りから逃れるためにわざと厳つい名前を付けたんだそうだ。

と、いうことはそんなに昔からの道だという事だ。

(ちなみに壱町河内の奥にある無双連山には山城の跡がある。)



5,6年前までは上の畑に行くために、

人が通っていたのでこの道は状態が良いとのこと。

上に畑か、そんな場所があっただろうか??





九十九折が終わると一旦、段に出る。


山中の通学路。その②



前回はこの先から道が不明瞭になった。

Sさんもこの先は荒れていても仕方がないという。

今はただの植林地だがこの段の部分に前述した畑があったそうだ。





ここからひと登りすると間伐の跡になり道が消える。





前回見つけた廃小屋まで尾根に上がらずに、

斜めに登って行けるだろうと当たりをつけていたが、

Sさんもそんな道だったとおっしゃるので倒れた木を跨ぎながら進む。





するとかなり不明瞭ではあるが道型が出てきた。


山中の通学路。その②



むむむ。

これは前回見つけられなかったぞ。





尾根が徐々に左から近づいてくる。

そろそろ尾根に上がると廃小屋だ、という時に、

Sさんも、そっちだね、と言うので尾根に上がり廃小屋に到着。


山中の通学路。その②

山中の通学路。その②



さて。

ここからは未知の場所だ。



てっきりこのまま尾根を詰めていくのかと思っていたが、

Sさんは尾根を突っ切って行く方向を指さし、徳山はコッチだよ、とおっしゃる。


山中の通学路。その②



なんと。

これは通ったことがある人しか分からないはずだ。





尾根を越していくと、、、

おお。薄いけど踏み跡があるじゃないか。


山中の通学路。その②

山中の通学路。その②

山中の通学路。その②



斜面をトラバースしながら標高を下げるような道が付いている。

いくつか沢筋にも出るがそこも何とか通過できるレベルの廃具合だ。





しばらく進むとまた廃小屋が。


山中の通学路。その②



この辺りでSさんが、

このまま踏み跡を追っていくのは違う気がする、と呟く。





ココでトップをSさんに代わってもらう。

追っていた踏み跡から外れ尾根に出る。



尾根を詰めながら道を探していると重機の音が聞こえてくる。

林に鉄製のワイヤーが架かり先では重機が林道を作っている。



これでは道を探すどころではない。


やはり記憶とは違ってしまっているらしく、

この辺りの斜面をこのまま下りて行けば徳山方面なんだけど、

とのこと。



作業現場に入るわけにもいかないので、

尾根を戻りながら道を探すがそれらしきものは見つからない。





さて。

どうするか。

壱町河内まで戻るか、

斜面をテキトーに下って徳山方面に向かってみるか。





三人で相談した結果、

次回は徳山側から取付いて廃道を探すことにして、

今回はとりあえず斜面をテキトーに下り徳山へ向かうことに。





緩斜面を見つけて下って行く。


山中の通学路。その②

山中の通学路。その②



途中まではそこそこ歩けたが、

その後、悪場が続いたので、

まだマシだということで沢に出て下って行く。


山中の通学路。その②



このメンツじゃなければ時間がかかったかも、なんて感じの所も多々www

良かった。。。次男&三男を連れてこなくて。。。

嫁まで来たいと言ってたからね。。。





しばらく行くと道に合流してさらに林道に。


山中の通学路。その②

山中の通学路。その②

山中の通学路。その②

山中の通学路。その②



さて。

ココは徳山のどの辺なんでしょうか。


山中の通学路。その②

山中の通学路。その②



ん!?

ここは!?





げげげげげ。。。

田野口じゃないか。。。

(位置関係はその①を見てね。)





Sさんも含め三人とも呆然と立ち尽くしたのは言うまでもないwww





その後は店を閉めた嫁さんに迎えに来てもらい壱町河内まで。


しきりに『今日はごめんけよぉ』とおっしゃるSさんをなだめ、

次回の徳山側から入る探索の約束を取り付ける。


イイんですw

一回で繋がっちゃうと楽しみが終わっちゃうのでww





さて。

その③に続きますよwww





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気づけばあっという間に大晦日。

風邪っぴき&過労気味のまま、昨日の仕事納めとなりました。



次の四月で自営の人になって丸二年になります。


ようやく徐々に時間も取れるようになり、

一年前に比べれば山に行ける回数も増えてきたかな、

なんて感じることの出来た2015年でした。

(それでも街にいた時の半分ぐらいの回数ですけどねw)


まだ数年はアタフタしそうだけど、

何となく田舎暮らしも板についてきたかなと感じる今日この頃です。



今日はノンビリと休養(飲酒w)して、

明日から一泊で山へ旧友に会いに行ってきます。

(そこでも飲酒ですなw)





それでは、みなさんも良いお年を~。











PS:私宛に年賀状を出してくれた皆さま。
  今年はまぢで出す暇がなく、そして3日から仕事なので、
  返事的な年賀状も出すことができません。
  本当に申し訳なく。。。m(_ _)m








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この記事へのコメント
先日は忘年会お疲れ様でした。
朝飯も出せなくて申し訳なし。
Sさんのお孫さんが長男と同じ学校ってことはスクールバスがあるんですな。
それにしても昔の中学生はすごい体力と精神力ですな。
こんな通学路から見たらご長男の中学校への通学なんて屁みたいなものじゃありませんか。
明日は山飲み楽しんで来てください。
Posted by 賢パパ@年越しの準備完了 at 2015年12月31日 15:51
相変わらずわくわくどきどき
これに雪遊びも加われば最高ですな

1年間ごくろんさんでやんした
またわくわくなどきどきな1年になりますように 

温泉から愛を込めて(笑)
Posted by ざび@ in Tohoku at 2015年12月31日 17:03
あけましておめでとうございます。

小説を読んでいるように、早くも次を読みたい心境です。

楽しみにしています。
Posted by 山の神 at 2016年01月01日 08:58
賢パパ。ちわッス!!

>朝飯も出せなくて申し訳なし。
とんでもないですよぉ。
いやぁ。。。仕事納めはキツかった。。。
過労気味の自分にトドメを刺したような感じでしたわw

>Sさんのお孫さんが長男と同じ学校ってことはスクールバスがあるんですな。
いや。
お孫さん一家は下に降りてきてます。

>明日は山飲み楽しんで来てください。
楽しんできましたYo!!
Posted by 工場長Ⅱ工場長Ⅱ at 2016年01月03日 17:15
ざびさん。ちわッス!!

>1年間ごくろんさんでやんした
あざます~。
自営の人はやっぱり疲れますなぁ。
一年あっという間でした。

>温泉から愛を込めて(笑)
うう~ん。。。
ざびさんから込められてもなぁ。。。
Posted by 工場長Ⅱ工場長Ⅱ at 2016年01月03日 17:17
山の神さん。ちわッス!!

あけましておめでとうございます。

>小説を読んでいるように、早くも次を読みたい心境です。
わはは。
ありがとうございます。

私も徳山側から登って道を繋げるのが楽しみです。

遠からず行ってくると思いますので~。
Posted by 工場長Ⅱ工場長Ⅱ at 2016年01月03日 17:19
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