続・工場長の「山ばっかり、、、酒ばっかり。。。」

何をやっているのかよく分からなくなってきた。





夕飯を食べ終わり、

ガキどもが布団に引っ込んだら、

居間に新聞紙を広げ、ひたすら小刀で竹を削る。

そんな日々だ。





立派な10m以上は有ろうかと言う孟宗竹を6等分にして頂いて来た。

それを節を避けてノコギリで切る。

さらに鉈で8つに割る。



そして、、、

何も考えずに小刀で削っていく。





デカイ竹が素材になっていくことが楽しい。

削って出てくる竹の筋目が美しい。






素材だけが増えていく。





あ。

俺は何をしてるんだっけ？？



そうだ。

竹ペグを作っているんだった。





竹ペグならこの状態で充分なはずだ。








なのに、、、

何で俺はこんなに丁寧に削っているんだ？？








いや。

特に理由なんてない。

なんだか楽しくて削っていただけだ。





そろそろ肝心の竹ペグにしよう。






紐を通す穴を開ける。





あとは乾燥させてちょっと火で炙ろう。





ああ。

こんな慈しむように作ったものを残置なんてできない。

雪中で凍り付いていたとしても、意地でも回収するのだ。



ふぅ。

正月に使った割り箸ペグのほうがよっぽと気がラクだな。



まぁ、イイのだ。

作ることが楽しいんだから。





ふと重さを量ってみたくなり、

嫁にお菓子用の電子秤を借りた。






ほぉ。軽いな。





削る前は？？






ははぁ。

1/3の重さになったのか。

10本持って行ったとして400gもお得。





ただ、俺にULなんか似合わないから、

その浮いた400gはアルコールに回すのだ。



うふ。

うふふふ。