続・工場長の「山ばっかり、、、酒ばっかり。。。」

少し前の話。



4月、GWの初めに梅が島温泉へ向けて車を走らせていた。



南ア南部に行く時は、

東名静岡ICで高速を降りて、ひたすら山道を北上しなければならない。





今回は違うのだけれど、

畑薙に行く時なんぞは高速を降りてから3時間もかかる。

細い山道を対向車を気にしながらの運転で少々疲れる。





しかし、私はこの運転がキライではない。

静岡の市街地を抜け、安倍川沿いの気持ち良い道を走る。

途中で西河内川沿いに折れる。


徐々に道が狭くなり運転に気を使うようになるが、

周りの景色はなんとも長閑で静岡っぽい田園風景が流れる。


古い民家。お茶畑。急カーブ。お茶畑。山道。井川湖。大井川鉄道。


時間はかかるが、、、

久々の南ア南部だと、徐々に気分も高揚して行く。

好きな道だ。





今回は梅が島だ。

いつも左折する所を直進し、安倍川沿いに進んでいく。

畑薙に行く時よりは楽なアプローチだが雰囲気は似ている。





そして、孫佐島辺りだっただろうか。

公衆トイレがあったので車を止めた。








ちなみに私は、

兵隊時代についたクセで、

朝に全部出しきらなければ、一日の行動を始める気がしない。



山は特にそうで、、、

登山口にトイレがあるバヤイはイイが、

無い時はその手前の公衆トイレに出しきるまで留まる。



よく行く山ではだいたい行きつけのトイレまである。

雲取山では、留浦。

冬富士では、桜公園。

こんな感じで。





おっと。

UNKの話では無かったんだ。





トイレにも色々な印象のトイレがある。


キレイ＆キタナイは勿論のこと、

雰囲気が、明るい、暗い、冷たい、暖かい、怖い、などなど。



ココのトイレは、

入る前からキレイで明るい感じがした。



入ると、、、おお、、、

洗面所の所なんぞは生花が飾られているじゃないか。






うぅむ。

山奥でココまでの公衆トイレは滅多に出会わない。

なんだか嬉しくなってしまった。





そして、個室で用を足す。

正面の張り紙にラクガキがしてある。








トイレのラクガキというのは、だいたいがしょうもないモノだ。


“チ●コ”

“○ン○”

“ココに電話すると◎◎してくれるよ。⇒090-xxxx-xxxx”

“□□とやりたい。”

“■■死ね”

“私は▲▲が好きです。”



もう、ホントに悲しくなるほど、

どぉでもイイ事ばかり書いてあるのが当たり前だ。


ちなみに、鳩ノ巣駐車場のトイレは政治批判系ラクガキだ。





しかし、ココのラクガキは違う。








感謝の言葉が綴ってある。





急な下痢で助かりました。ありがとう。

きれいなトイレありがとう。利用者より。
　↑
同感です。
　　↑
　同感です。
　　　↑
　　おいらも。





そうなんだ。

こんなコトが書きたくなってしまうぐらいのトイレなんだ。



山ん中だから清掃業者が来るわけではないだろう。

恐らく地元の方々が、訪れる人々の為にキレイにして下さっているのだ。

ホントにありがたいことであるし、

何というか、おもてなしの心まで感じてしまうではないか。





ほっこりした気分になってトイレを出た。





当たり前であるが、、、

こんな梅が島に一発で惚れてしまった。





毎年恒例にされてしまった親戚キャンプ。

今年はこの辺りでやろう。