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2011年07月05日

御中道について。



御中道。

やはり富士山好きにとって、一度は歩いてみたいと思う道だ。



私も一日で一周するのではなく、

御中道+バリルートで山頂(登山道で山頂)という組み合わせで、

ちょっとづつ歩いてみたいなぁと思っている。

(一日で一周も魅力的だけれども。)



そこで、、、

webに上げられている記録をかき集め、

一周をテキトーな長さで区切って調べてみた。






まぁ。

まずは御中道の説明から入ろう。



昔、富士講では、

森林限界(標高約2500m前後)から上部は「焼山」と呼ばれ、

神聖な地域、死後の世界と考えられていた。

そして、富士講の祖である角行が、

この死後の世界と世俗との境界に沿って、富士山を一周する「御中道」を開く。

(役行者が始めたという言い伝えも。)

大沢崩れという危険箇所を通るため、富士講信者の修行の道として利用された。

三回以上の富士山登頂経験がある者にしか、

踏み入ることが許されなかった道だと伝えられている。

周りかたはお鉢巡りと同じ時計回りであった。


江戸時代には大沢崩れを渡る「一の越」が、標高2800m付近に存在していたが、

相次ぐ崩落の拡大で明治初期「二の越」、昭和初期に「三の越」と変更された。

1977(昭和52)年に起きた転落事故をきっかけに大沢崩れは閉鎖される。


その後、一周出来なくなったため、

河口湖口五合目~大沢休泊所(大沢崩れ右岸)の間を除き、徐々に廃道化している。



以上、説明終わり。





ってコトなので、、、

歴史ある道なのだが、一部区間以外は廃道になっている。

当然、一般ルートではないので今の地図に載っていない。

そこの所を区間分けして調べた。



さて。それではようやく本題に入る。

自分用のメモでもあるので少し退屈かもしれないが。







■富士宮口旧六合目~大沢崩れ左岸~大沢崩れ右岸


富士宮口から主杖流しまでは、このあいだのレポにて省略。

その後は、しばらく同じような感じの道が続いて行くようだ。

すると、「危険通行止」と書かれた看板に突き当たる。

その先が大きく切り立っているそうで、

大沢崩れと勘違いしてしまう人があるらしいが、そこはまだ不動沢だとのこと。

その沢を突っ切り少し行くと大沢崩れ。


ココまでも廃道ではあるが、なんとか歩けるようだ。

しかし、大沢崩れを渡るのはすんなりとは行かず、

大沢崩れに沿って下って行き、標高約2100mの工事用現場まで行かなければならない。

そして、そこも一般登山者が自由に出入りできる所ではないので、

工事関係者を拝み倒して渡らせてもらうしかない。

(この辺りの話は廃道の話よりもより、自己責任でやんす。)


右岸に渡る事ができたら、標高差で約200mほどを登り返し、大沢休泊所へ至る。



【大雑把なイメージ図】

御中道について。



【参考サイト】

中遠登山クラブ-富士山御中道(富士宮口五合目~大沢崩れ)

鴨のきもち-富士山御中道めぐり 前編







■大沢崩れ右岸~河口湖口五合目


一般ルートなので省略。

ハイキング等でよく歩かれている。



【参考サイト】

『ROUTE5』-河口湖口5合目~大沢崩れ







■河口湖口五合目~須走口新六合目


河口湖口五合目から登山道を進む。

洞門を一つ越えて吉田口下山道側へ入る。

さらに二つ連なった洞門を越えて、

下山道の登りのカーブの所から須走口への御中道へ入る。

三つ目の洞門を出た後、左側を注意しながら歩いているとペイントがあるようだ。

富士宮口の旧六合目の分岐のような感じだろうか。


踏み跡は薄いようだが、ペイントは豊富とのこと。

ペイントやリボンに導かれて歩いていくと富士山東口胎内神社に出る。

それから1~2分もすると須走口本六合目瀬戸館へ着く。



【大雑把なイメージ図】

御中道について。

御中道について。



【参考サイト】

『ROUTE5』-須走口~河口湖口(平成御中道)

むらちゃんのブログ-富士山・須走口①('09年10月24日)







■須走口本六合目~富士宮口六合目


本六合目小屋のすぐ上に、

須走口下山道へと続く細い踏跡があるらしい。

そして、下山道を越えると踏み跡もペイントも多少明瞭になってくるようだ。

御殿場のブル道&登山道を過ぎると宝永沢だ。

ココの御中道のペイントは冬富士の時に何度か確認している。

その後は宝永山への分岐に乗り、宝永火口を経て富士宮六合目に到着する。



【大雑把なイメージ図】

御中道について。

御中道について。



【参考サイト】

むらちゃんのブログ-富士山・お中道めぐり③('10年7月17日)







これで一周。


ちなみに地図はかなりテキトーなので、

コレを参考にするのはやめて下さいませ。

イメージしやすいように、一応線を引いてみた、ってだけですので。





最後に、、、

一周された方の記録など参考にしたサイトを書いて終ります。



【参考サイト:一周の記録】

富士登山競走練習会HP-富士山いろいろ~御中道/コース詳細

バリエーションしましょ-富士山御中道一周

鴨のきもち-富士山御中道めぐり 前編

むらちゃんのブログ-富士山・お中道めぐり①('10年7月17日)

まちゅらおの登山日記-富士山 御中道周回(富士宮口から)



【参考サイト:その他】

富士砂防事務所-富士山「御中道」を横切る沢名の変遷

静岡大学防災総合センター-お中道







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この記事へのコメント
工場長さま
初めて書き込みさせて頂きます。めーめーです。楽しく拝見させてもらってます。
自分もたまに富士山に登っている者です。御中道いつかはチャレンジしてみたいですね。前にまちゅらおさんに御中道の事を聞いたら、やはり大沢崩れが手強かったらしいです。
工場長様の研究熱心には脱帽です。また、お邪魔させて頂きます。
Posted by めーめー at 2011年07月06日 00:02
めーめーさん。はじめまして。
コメントありがとうございます~。

>楽しく拝見させてもらってます。
どうもありがとうございます。
と言いますか、、、
クダラナイブログでどぉもすいません。。。

>やはり大沢崩れが手強かったらしいです。
一周した方の記録を読んでも、
個人で行って難なく突破された方はいませんよねぇ。。。
まぁ、通行止めの場所なんでしょうがないっちゃしょうがないんですけど。。。

>工場長様の研究熱心には脱帽です。
と、とんでもございましぇん。。。
ただ、妄想野郎なだけでございますデス。。。

では、今後ともヨロシクお願いします~。
Posted by 工場長@職場 at 2011年07月06日 08:36
ちわっす!


やはり大沢崩れをどう渡るかですよねえ。

左岸から登って山頂剣ヶ峰経由右岸を下って大沢休泊所〜小御岳神社かなぁ。

実際に行動するかは別にして計画するのは楽しいっすね。

俺も妄想族っす(笑)。
Posted by モンゴル at 2011年07月06日 11:41
モンゴルさん。ちわっス!!

>やはり大沢崩れをどう渡るかですよねえ。
ホントっすよね。
ものすげぃ深いみたいですからねぇ。。。

>左岸から登って山頂剣ヶ峰経由右岸を下って大沢休泊所〜小御岳神社かなぁ。
俺も大沢崩れを上から巻く妄想をしましたけど、
右岸を下るのがちょっとヤバそうかなぁと。
主杖流しでも下りで使うと思うとゾッとしますし。。。

>実際に行動するかは別にして計画するのは楽しいっすね。
ですよね~。

でも、、、
単独ってある程度企画力みたいのがないと、
行くトコなくなっちゃいますからね。
妄想族で良かったかなぁと思う今日この頃っす~。
Posted by 工場長@職場 at 2011年07月06日 13:38
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